いさか新聞 15号 (2001/10) 10月28日、市長選挙です
2010年05月24日
いさか新聞 15号 (2001/10)
「10月28日、市長選挙です」選挙をめぐるドロドロには参りました
●ズバリ選挙の争点は?●
4年に一度の市長選挙のチャンスがやってきました。珍しく5人も立候補者がいるということは、それだけ今の神戸市には問題点が多いということです。今回の選挙の争点は、①神戸空港 ②財政再建 ③経済復興の3点に絞られてきています。
神戸空港に賛成か反対か? 反対の場合はどのように処理するのか?役所の抱える3兆円の借金をどう減らすか? 毎年収入より支出が上回る体質をどう改善するか?失業率7%と全国水準を上回る景気をどのように回復するか? 震災復興をどうするか?
| 識者 | (1)神戸空港 | (2)財政再建 | (3)経済復興 |
| 吉田順一(48)元・神戸大大学院教授 | 国際長距離便の飛べない市営国内空港は不要。住民投票で決着。 | 開発事業や外郭団体を外部監査で洗い出す。外部から助役を登用。 | 健康・文化・NPOなどで稼げる街にして、弱者を弱者にしておかない。 |
| 木村史暁(51)前・日銀神戸支店長 | 財政再建のためにも空港は中止。後の処理は市民と議論して決める。 | 埋め立て事業の中止。3セクを含め情報公開。行政組織の効率化。 | ワークシェアリングで雇用を創出する。住宅再建への公的支援。 |
| 上野泰昭(58)被災者団体代表 | 空港は廃止。跡地はカジノや経済特区にするため国に挑戦する。 | 「神戸のタブー」となっている外郭団体の実勢を洗い直す。 | 観光事業を発展させる。復興政策を検証する。過重債務者にも対応。 |
| 矢田立郎(61)前・神戸市助役 | 幅広いビジネスに対応する、多機能で利便性の高い空港を目指す。 | 行政改革と投資の抑制、経済の活性化で2年後には財源不足を解消。 | 港を復興し、空港と共に多機能な都市にして人材中心の新産業を創造。 |
| 池上徹(61)弁護士 | 空港は中止するが埋め立ては完成させ、長期的に利用法を考える。 | 市長の報酬3割カット。開発抑制や民営化で職員を3千~5千人削減。 | 港を市の援助で再生。文化・環境の新たな需要を生み出す。 |
しかし何よりも大切なのは、公約を実行出来るだけの実力やスタッフを持っているかどうかです。ぜひ、街頭演説にも少し立ち止まって、各候補者の人物を見極めてください。また、学生さんが作ってくれた下記のホームページもご参照ください。
不在者投票も便利です、投票前日まで毎日、朝8時半から夜8時まで、区役所で投票できます。日曜日に遊びたい人はぜひ!
●市長選挙までの道のり●
「井坂信彦・神戸市議がインターネットで市長を公募」という記事が朝日新聞1面に載ったのが1月。政党や組織に頼らない市長を擁立して当選させるために「どうする神戸」という会を催したのが2月。政治に関心が無かった若い層を巻き込みながら、様々なイベントを開催し、候補者が乱立してしまった8月には公開討論会を連続開催もしました。その頃の私は、若き国際人・元WHOの中江章浩さんを応援するつもりでいたのですが、色々と話し合った末に、市政改革派の乱立による共倒れを避けるために中江さんが立候補を断念し、私は結局、大きな流れに合流する形で元・日銀神戸支店長の木村史暁さんを応援することにしました。
勝ち目は無くとも、自分の理想に少しでも近い候補者を応援するべきか?今回の選挙ではずいぶん迷った末に、現実的に勝ち目のある木村史暁さんを応援することを決めました。無党派市長を当選させる夢は、また次の選挙まで大事に残しておきます。決めたからには細かいことにはこだわらず、木村史暁さんを全力で応援していきます。
「どうする神戸」に集まってくれた若い人たちの中から、公開討論会を開いてくれたり、神戸市の問題点を指摘するビラを作って配ってくれたり、投票率アップ活動をしてくれたり、子ども模擬投票を企画してくれたり、色々な面白い活動が生まれました。彼らが今後も神戸の政治に対して行動を起こし続けてくれるよう、活動を発展させたいと考えています。
●決算議会はバス問題で大荒れ●
9月21日から10月10日まで開かれていた公営企業(バスや上下水道、病院など)の決算議会では、路線が短縮された市バス91・92系統をめぐって大激論が交わされました。自民・公明・民主の与党議員と市役所は「市バス事業部の赤字を減らすためには仕方ない」という立場、共産・新社会の野党議員は「赤字になっても構わないから市バスを復活させろ」という立場でしたが、私は廃止した路線に民間バスを誘致することを提案しました。
私はちょうど1年前の決算議会でも市バスの運営を民間会社に任せる「京都方式」を提案しましたが、その時は「民営化=市バス職員の解雇」というように捉えられて反発されました。その後1年間で、京都市はバス路線を維持したままコストを3割も削減できたのに対し、神戸市は赤字でバス路線が維持できなくなる、という本末転倒の事態になってしまいました。
来年2月の規制緩和で民間バスの参入が自由化されますので、それまでに民間バス会社と話し合って、91・92系統の路線に参入してくれるよう働きかけるべきだと議会で提案しましたが、神戸市は「民間バスの参入に負けないように、市バス事業部の赤字体質を改善する」と守りの姿勢です。守るべきなのは「市バス事業部」なのか「バス路線」なのか? 神戸市は原点を見失っています。
今回も全ての部局の決算審査を一人でやりました。主な質問は以下のとおりです。
- 市民病院で病児保育(病気の子供を一時預かりするサービス)を始めてはどうか?
- 水の使用量はこれ以上増えないのに、なぜダムや下水処理施設をこれ以上建設するのか?
- 環境型下水システムとして、雨水の貯留・浸透・再利用施設に対する補助制度を創設してはどうか?





