いさか新聞 6号 (2000/03) 市長リコール署名は4月22日~です
2010年05月24日
いさか新聞 6号 (2000/03)
「市長リコール署名は4月22日~です」
●今月のいさかホームページ(http://www.densuke.co.jp/isaka/)●
- 航空安全会議の議事録
- パイロットや管制官などの専門家が、神戸空港の危険性を指摘しています。
- インターン日記
- 「1ヵ月体験秘書」の学生さんから見た、議員・井坂信彦の日常活動。
- 議会についてQ&A
- 最近の議会の話題や、議員の給料、議会のしくみなど。
●無駄が多いぞ、公用車●
神戸市が持っている公用車の稼働率は約40%、特に交通局では14%という低さで、公用車とその運転手が無駄に余っていることが、市民オンブズマン兵庫の方々の調査で分かりました。つまり、1日の勤務時間8時間のうち、移動や待機や整備などで公用車とその運転手が仕事をしている時間は平均3時間、交通局の場合は1日たった1時間10分という少なさです。
公用車を各部局ごとに配置するのではなく、総務部門でまとめて管理して効率よく各部局に貸し出せば、稼働率も上がり公用車の数も半分以下で済むはずです。議会で質問しましたところ、「4月から13台の公用車を総務局で集中管理する」とのお答えをいただきました。
けれども、神戸市の公用車は200台以上あり、13台を集中管理したぐらいでは焼け石に水です。しかも集中管理すること自体が目的なのではなく、稼働率を上げる事によって無駄な公用車を廃止することが大切なのですから、この件については今後も追及してゆきます。
●神戸市財政のさむ~い話●
3月は、皆様からいただいた税金の使い道を決める、予算議会の月です。神戸市の借金は合計3兆2000億円、一人あたりに直すと220万円、4人家族では1世帯あたり870万円の借金を負っている計算になります。
借金の返済額が増えすぎているため、税金や国からの補助金などの収入合計が支出に比べて600億円も足りない状態が毎年続いていますが、これ以上の借金は国から禁止されていて(空港などは例外的に借金が出来ますが)、宮崎・前市長の古き良き時代に蓄えた貯金も、今年ついに底を尽きました。このままでは、貯金の取り崩しや新たな借金でごまかすことの出来ない純粋な赤字が発生し、神戸市は予算を自由に使えない破産団体になっています。当然、福祉や教育、環境や消防を含む、全ての部局の事務的な予算が、平成15年までに20%カットされる事になりました。やっと本気で借金を返し始めたことは評価できますが、その一方で空港に770億円もの予算が注ぎ込まれるのは、あまりにもバランスが悪いと思います。
神戸市は「12年度は公共事業の予算を大幅にカットしました」と宣伝していますが、2月に追加された11年度の補正予算には450億円の公共事業費が含まれており、両方を合わせて結局、例年と同額の予算を公共事業に注ぎ込んでいることが分かります。ゼネコン向けの公共事業を優先して納税者向けのサービスをカットする神戸市は、20年前と変わらない都市経営を今も続ける、時代遅れの街なのでしょうか?
●「議論のできる議会」を目指して●
議会の発言時間について、与党議員を中心に「人数の少ない野党と質問時間が同じなのは不公平だ」という不満が出ていたため(うっとおしい野党の質問時間を削るため?)、今回から与党の質問時間が大幅に増えることになりました。けれど、神戸市議会では議員の持ち時間に市長の答弁時間も含まれるため、せっかくの質問時間も、市長や助役の内容の薄い答弁が長くなっただけで、残念ながら議論が深まった様子はありません。「質問」は議員が市長側の仕事をチェックするための最大の武器ですが、その質問時間を市長がわざとゆっくり答えて削っていくのは、非常に問題があると思います。
一人の議員が何十分もかけて、福祉・教育から空港問題まであらゆる分野を一度に質問して、それに対して市長側がずらずらと一度に答える形式には、議論の流れが分かりにくい欠点があります。東京都議会のように、党の持ち時間を複数の議員で好きなように分けて、それぞれの議員が得意分野に絞って市長と一問一答を繰り返せば、少しは実のある議論がされると思いますが、これは今後の課題です。
おまけになりますが、会議前のお茶出しが廃止になり、会議中も禁煙になりました。少しずつ、形式的なところからでも、議会は変わりつつあります。今後は委員会議事録の公開や、過去の議事録や予算・決算資料のデータベース化を求めていきます。
●目が離せない、医療産業都市プロジェクト●
今回の議会で「神戸市最後の大バクチ」医療産業都市プロジェクトが、少しずつ明らかになってきました。その内容は、30人の医師と100人の看護婦をかかえて年間42億円のお金がかかり、薬品会社から患者への治療実験を引き受けることでその出費をカバーする、というもの。ただし、日本で治療実験を望む患者さんが、どれほど多いかは疑問です。
医療産業都市の競争相手は世界です。アメリカなどには、国が年間100億円規模の予算をかけて何十年も育てた医療産業都市があり、神戸の医療産業都市がこのままの規模で進むとは思えません。神戸市は「小さく産んで大きく育てる」と言うだけで、最終の規模やそこまでの道筋を明らかにしません。怖くて誰も先の事を話題にできない医療産業都市構想、まだまだ目が離せません。





