いさか新聞 4号 (1999/12) 市長リコール準備会が正式スタート
2010年05月24日
いさか新聞 4号 (1999/12)
市長リコール準備会が正式スタート
- 市長問責(もんせき)決議が出される
リコール準備会が正式にスタート
住民投票の会が休眠状態に
議会もだんだん情報化
パイロットも大反対、日本一あぶない神戸空港
介護保険委員会でのひとこま
いさか事務所を開放します
「市長リコール準備会が正式スタート」
●市長問責(もんせき)決議が出される●
10月8日、市民の疑問に答えないまま神戸空港建設を始めた市長の問責決議を提出しました。この決議は、最近のセクハラ疑惑で大阪のノック府知事も出されていましたが、「責任もって、しっかりしてや」という注意みたいなもので、法的な効力はありません。野党議員の中には「リコールするんやったら、解職勧告ぐらい出さんと手ぬるい」という威勢のいい意見もありましたが、それでも最終的に21人の議員がこれに賛成しました。もちろん今の神戸市議会は、空港に反対する議案は残念ながら100%否決される運命にあるわけで、昨年の住民投票条例案と同じく、この市長問責決議も予想通り否決されました。
●リコール準備会が正式にスタート●
10月24日、ようやく「市長リコール・神戸の会(仮称)」の準備会が正式にスタートしました。「共産党の合流を待とう」という意見もありましたが、あまり遅くなると肝心の空港ストップが難しくなるとの判断で、とても万全とは言えないスタートを切りました。昨年夏の署名とは違って、市議会に蹴られずに空港をストップできる「最後の手段」として、来年3月の署名開始を目標に、「とにかくやる」ということが決まりました。あとは署名を集める受任者(じゅにんしゃ)をこつこつと増やしていきます。もうひとふんばりです。
●住民投票の会が休眠状態に●
昨年の夏から活躍してきた「住民投票の会」は、11月8日に休眠(ほとんど解散)しました。その理由は「空港に賛成の人も反対の人も、大事なことは住民投票で決めよう!という建前で活動してきたので、いまさら空港反対運動には移れない」という意味不明なもの。市議会で蹴られることが最初から分かっていた昨夏の35万人署名で、「空港ストップできるかも」と何も知らない市民をその気にさせておきながら、市会議員選挙や市長リコールなどの「本当に空港をストップできる手段」にはタッチしないまま終わりにしてしまうのは、無責任ではないでしょうか?そのような気持ちの人たちが集まって、今の「リコール準備会」を支えています。
●議会もだんだん情報化●
私が初議会のときから勝手に議場に持ち込んでメモ代わりに利用していたノートパソコンが、議会運営委員会で問題に上りました。当たり前のことと思って、あまり気にしていなかったのですが、録音機能が問題として、議論は案外長引きました。結果的には、多くの先輩議員の賛同をいただいて、本会議場でのパソコン使用が正式に認められました。まずは小さな前進です。次は、会議日程や資料などのメール送信や共有化で、ペーパーレス(紙のいらない)議会を目指します。議会の情報公開についても、まもなく話し合いが始まります。
●パイロットも大反対、日本一あぶない神戸空港●
全国2万人のパイロットと管制官からなる「航空安全会議」は、これまで何度も神戸市に対して、神戸空港の位置や飛行ルートの危険性を指摘しましたが、神戸市はろくに検討もせず「運輸省が許可を出したんだから、問題ない」という、誠意のない回答をしてきました。米軍機の下をくぐり抜ける沖縄・那覇空港が、これまで最も危険な空港と言われていましたが、神戸空港も真上を関空の飛行機が飛び交ううえに、六甲おろしの横風や明石大橋などの無茶な条件の中、急カーブや超低空飛行のあと急上昇といった非常に難しい操縦・管制技術が必要になります。耐震・防火などの安全性よりも経済効率を優先して街づくりを進めた結果、震災では助かるはずの多くの命が失われました。同じことが、また繰り返されようとしています。
●介護保険委員会でのひとこま●
11月19日、前回からやっと一般公開になった「介護保険策定委員会」に行って参りました。「(市税を使うか保険料を増やすかは別にして)これまで神戸市が提供していた高齢者福祉サービスの質と量は落とさない」という方針で議論が進められている中、高齢者代表の委員の方が「介護保険の中に家の改築補助金サービスが入るとしたら、家の中で転んで、寝たきりの要介護者(介護保険のサービス対象者)になってから、やっと補助金もらって家に手すりが付けられるんですか?」という面白い質問をなさいました。国や市の財政負担を減らし、世代間の不公平(私たちの世代が高齢になる頃には、年金も国民健康保険も満足にもらえない可能性が高い)を無くすという意味では、介護保険は悪くないアイディアだと思います。けれど、家の中や道路の段差を無くしたり、歩行補助器具を普及させたり、生きがい作りを支援したり、保険制度導入で余った税金をそういう事に注ぎ込んで、寝たきりや無気力になるお年寄りを減らし、「要介護者を増やさない社会」づくりに全力で取り組む事が、もっと重要なのではないでしょうか?
●いさか事務所を開放します●
阪神大石駅から徒歩2分、国道2号線沿いの事務所(30坪)を持て余しています。コピー、FAX、パソコン、会議机などご自由にお使いいただけますので、事務所・作業所を探していらっしゃるボランティアグループの方、または新たに環境問題や福祉、街づくりなどのサークル・勉強会を開きたいとお考えの方は、お気軽にご連絡ください。





