いさか新聞 1号 (1999/06) いさか新聞 スタート

2010年05月24日

いさか新聞 1号 (1999/06)

いさか新聞 スタート

市議会レポート
勉強しよう「神戸空港」
市民運動レポート

●市議会レポート●

6月11日、いよいよ新しい市会議員の任期が始まりました。初日は全体議員総会というのがありまして、これは単に議員72名と市役所の市長・助役・局長の自己紹介をするだけの儀式でした。一部の暴れん坊議員には、あらかじめ「名前と出身区以外は一言もしゃべるな」と通達が出たそうで、とても事務的な雰囲気の中、あっさり終わりました。

私は議会内では「無党派市民ネット」の部屋で仕事をすることになります。このグループは政党ではなくて、ただ単に無党派の議員3人が事務的に部屋やコピー機などを分け合っているだけの関係です。さらに、神戸空港の問題と住民投票に関しては、新社会党の5人と意見が一致するので、当面は「住民投票議員団」として8人で協力していきます。

共産党の提案で、長年続いてきた議会中の議員のお弁当が廃止になりました。また、市バスや地下鉄のフリーパスも、野党を中心に多くの議員が受け取り拒否しました。こつこつと小さな節約を積み重ねるのが、リストラの第一歩だと思っています。

6月14日、新人議員の研修会があり、議会の流れや年金・給料などの説明を受けました。最初の議会は6月21日から7月1日まであり、議長などの役職が決まる予定です。役職は与党議員のうち当選回数の多い方々が順番に就任するのが慣例だそうで、能力や適正が重視されない名誉職のようなものだと思います。

神戸市会議員の給料は月93万円で、さらに38万円の調査研究費が支払われます。加えて、議会中は1日1万円の交通費?が支払われます。議員の給料が高いか安いかは、近いうちにこの新聞のテーマとして取り上げる予定です。

●勉強しよう「神戸空港」●

神戸空港ができると、実はこれまで以上に不便になるという論文を、交通システムの専門家が出しています。たとえばキャンセル便待ちの場合、これまでは9時発・関空→東京便にキャンセルがなかった場合、次は10時発・関空→東京便のキャンセルを待てばよかったとします。ところが神戸空港ができると、9時発・関空→東京便の次は10時発・神戸→東京便になってしまい、関空と神戸空港を行ったり来たりしなければならなくなるそうです。また、ビジネスマンを乗せる朝7~8時発の神戸→東京便を飛ばすためには、前の晩から大型機を空港に泊めておかなければなりませんが、そのための設備が整っているかどうか疑わしいとも書いてあります。

空港が出来ても便利にならないという問題は、神戸空港問題の中でも最も根本的な問題だと思います。神戸空港を推進する理由は「空港ができて便利になれば、いろいろな新しい産業や文化や情報が神戸に集まってきて、景気がよくなる」からだそうですが、不便な空港が出来てしまったらどうなるのでしょうか?財政問題から環境問題、空の安全性の問題、騒音問題など、神戸空港にはまだまだたくさんの問題点が残っています。しかし、もしそれらの問題を解決したとしても、わざわざ便利でない空港を造る必要があるのでしょうか?

●市民運動レポート●

去年の夏にあれほど盛り上がった、住民投票を求める市民運動も、昨年11月に議会が条例案をつぶした後は、次にどんな運動をするか決まらないうちにあきらめムードが広がってしまいました。住民投票を実現する方法は主に3通りあります。

  1. 市民が住民投票条例を提案する → これは昨年11月につぶされました。
  2. 議員が提案する → これも100%議会につぶされます。
  3. 市長が提案する。
2番目の議員提案は、運動に勢いをつけるために、無駄でもやっておくべきですが、問題はその後に続く3番目です。今の笹山市長は空港推進・住民投票反対ですから、最終的には「市長を変える」というところまで運動を続けなければなりません。市民運動を盛り上げるのは政治家でも運動家でもなく、街の皆様おひとりおひとりです。空港を造るべきか、住民投票を行うべきか、市長を変えるべきか、変えるとしたら今すぐか2年後の市長選挙か……。皆様のご意見をどんどんお寄せください。

●ボランティア普及員募集●

この新聞の内容に興味を持ってくださった方は、5枚でも10枚でもコピーして、お友達にお配りください。内容をFAXや電子メールで配っていただいても結構です。皆様の普及活動によって、少しでも多くの方が「いさか新聞」に興味を持ってくださいますように、そして神戸の政治や日本の将来について本気で考えてくださいますように、願っております。



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